《INTERMISSION》series

キャンバス・アクリル絵の具


長編映画の中の INTERMISSION(休憩時間)表示を描くシリーズ。
絵画の鑑賞体験は日常の時間軸に於ける INTERMISSION(休止・中断)であると仮定する。
そこでは時間の幅の制約も、特定の日時の指定もなく、その時間が一瞬であることも永遠であることも認められる。
また鑑賞者はモチーフとなる映画の内容により恣意的、且つ社会的に役割を読み取り、与えることもできる。
例えば、映画史上の重要な作品でありながら、現在の人道的価値に照らし合わせると問題作でもあるD.W.グリフィスの「國民の創生」は、
2つの良家が南北戦争によって引き裂かれ没落していく物語から始まり、INTERMISSION を挿み後半は傍若無人に振る舞う黒人や為政者から
“正しい白人” を救いだすKKK の姿が英雄として描かれる。立場によって相対的である正義、彼らが絶対的であることを疑わない悪。
現在も未来も本質は変わらず、その前半(過去)と後半(未来)との間に位置する“いま”のメタファーとしての役割を読み取ることもできるだろう。

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